岩波ブックレット 1040
新版 死刑廃止を考える
著:菊田 幸一
紙版
内容紹介
定評ある前著から三〇年、国際社会において、三分の二以上の国が死刑廃止・停止へと動いているなか、日本では、依然として死刑制度が存置されている。裁判員制度が始まり、市民が「死刑」の判断を迫られる事態もすでに起きている。死刑制度は他人事ではなくなってきているのだ。死刑制度の何が問題なのか、廃止に向けて必要な課題は何か。諸外国との比較など最新データをもりこみ、死刑廃止を訴える。
目次
はじめに
Ⅰ 世論の支持をどう考えるか
Ⅱ 死刑は凶悪犯罪防止になるか
Ⅲ 死刑は被害者感情を癒やすか
Ⅳ 誤判・冤罪は避けられない
Ⅴ 日本国憲法は死刑を認めているのか
Ⅵ なぜ国連は死刑廃止を求めているのか
Ⅶ 死刑に代わる刑罰はあるのか
【巻末資料】
あとがき・謝辞
ISBN:9784002710402
。出版社:岩波書店
。判型:A5
。ページ数:64ページ
。定価:520円(本体)
。発行年月日:2021年02月
。発売日:2021年02月08日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNF。