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岩波ブックレット 997

「みんなの学校」から「みんなの社会」へ

著:尾木 直樹
著:木村 泰子

紙版

内容紹介

いま、学校は子どもの力を育んでいるか。大人に都合のよい教育に、子どもを押し込めていないか。どんな子にも居場所をつくる教育を実践する大阪市立大空小学校の日常を追った映画『みんなの学校』で話題の元校長・木村氏と、人気の教育評論家・尾木ママが熱く語り合う。誰もが主役となって社会をつくり、未来を拓くための教育とは。

目次

はじめに――「社会を変える」=「自分を変える」

第1章 子どもが見えなくなっている学校現場
第2章 正解のない問いを問い続ける大切さ
第3章 道徳の教科化が子どもたちから奪うもの
第4章 「みんなの学校」から「みんなの社会」へ

著者略歴

著:尾木 直樹
尾木直樹(おぎ なおき)
1947年滋賀県生まれ.早稲田大学卒業後,中学,高校の国語教師を22年間務めた.その後,大学教員に転身して,法政大学教授など22年教壇に立つ.臨床教育研究所「虹」所長として教育・子育てに関する調査・研究,評論活動を続ける.著書(監修含む)は『いじめ問題をどう克服するか』(岩波新書),『取り残される日本の教育――わが子のために親が知っておくべきこと』(講談社+α新書),など230冊超.テレビ,CMにも多数出演し,「尾木ママ」の愛称で親しまれている.
尾木ママオフィシャルサイト http://ogimama.jp
著:木村 泰子
木村泰子(きむら やすこ)
大阪市出身.武庫川学院女子短期大学卒業.「みんながつくるみんなの学校」を合い言葉に,子ども,保護者,地域住民,教職員一人ひとりがつくる大阪市立大空小学校の初代校長を9年間にわたり務めた.「すべての子どもの学習権を保障する」同校の取り組みを描いたドキュメンタリー映画『みんなの学校』が話題を呼んだ.2015年に退職後は,全国各地で講演活動,教員研修,執筆活動を行う.著書に『「みんなの学校」が教えてくれたこと――学び合いと育ち合いを見届けた3290日』(小学館),『不登校ゼロ,モンスターペアレンツゼロの小学校が育てる21世紀を生きる力』(共著,水王舎)など.

ISBN:9784002709970
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:64ページ
定価:520円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNA