はじめに
1 疾風怒濤の乳幼児期──育児編Ⅰ
国際遠距離を乗り越えて──研究者としてのキャリアと家庭生活……………渡辺悠樹(東京大学)
二児の母のワンオペ育児・研究クエスト……………髙橋由紀子(森林総合研究所)
タイミングをめぐる私たちの選択──出産・育児と研究のはざまで……………大平和希子(東京外国語大学/ハーバード大学)
分担し、外注しながら研究する生活……………前田健太郎(東京大学)
研究者夫婦の常識的日常……………小澤知己(東北大学)
助けられて、助けられて、とにかく続ける……………神谷真子(東京工業大学)
おさるのジョージと黄色い帽子のおじさんのような生活……………別所─上原学(名古屋大学)
3歳児の「親」になって──激変した生活と研究……………標葉隆馬(大阪大学)
海外で4人の子育てをしながら研究をするということ……………中野亮平(マックスプランク植物育種学研究所)
シングルファザーから時差同居生活へ……………吉田 紅(ペリメター理論物理研究所)
ゆっくり急げ──みんなで遠くまで行こう……………小町 守(一橋大学)
やれるところまでやってみる──綱渡りをつづけて……………榊原恵子(立教大学)
2 そして子育てはつづく──育児編Ⅱ
仕事も暮らしも楽しくまわす……………丸山美帆子(大阪大学)
男性育休・育児のロング・アンド・ワインディング・ロード……………田中智彦(東洋英和女学院大学)
出産から海外フィールドワーク、そして非常勤の日々──子どもと歩む研究生活……………金城美幸(立命館大学)
「逆転」生活からみた世界……………佐田亜衣子(九州大学・熊本大学)
研究者、育てられながら親になる……………安部芳絵(工学院大学)
波乱と混乱の生活記録──3人の子を育てつつ……………谷口ジョイ(静岡理工科大学)
50代半ばの大学教授の平凡な一日……………白木賢太郎(筑波大学)
3 〈インタビュー〉巣立ちのあとで──育児編Ⅲ
「人それぞれ」の国、アメリカでの子育て──村山斉さんに聞く
「仕事より家族が大事」であっていい──田島節子さんに聞く
4 その日は突然やってくる──介護・病気編
子どもに返っていく母と──「同居」から「介護」へ……………たねをまく子(仮名)
せん妄になった父との一年……………源城かほり(長崎大学)
遠隔地介護と育児のダブルケア体験記……………福山隆雄(長崎大学)
医療的ケア児との生活と研究……………中村聡史(明治大学)
「ポスドク一万人」世代の苦悩──たび重なる試練をくぐって……………中野(小西)繭(信州大学)
在宅介護・16年と3カ月……………本村昌文(岡山大学)
終章 〈インタビュー〉ケアをしながら働くということ
ケアとジェンダー、そして権力──山根純佳さんに聞く
働き方は変わるのか──藤本哲史さんに聞く
巻末付録 その後のこと