わが思索のあと
著:アラン
訳:神谷 幹夫
紙版
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内容紹介
「全存在を賭して真理を選びとらねばならない」。それが現代のデカルトと呼ばれたアランの生であり思想である。本書は、『幸福論』で知られるアラン(1868-1951)が、その思想経験や様々な出会いについて隠喩的に語った魂の寓話であるとともに、主著『神々』への長い「序文」でもある。長年アラン観察に没頭してきた訳者による、手稿からの日本語訳。
目次
序(ロベール・ブルニュ)
子どもだった頃
若者だった頃
ラニョー
エコール・ノルマル
ロリアン
政治
抽象的思考
ルーアン
パリ
「プロポ」
プラトン
カント
コント
闇を彷徨(さまよ)う
信仰
自由
戦争
軍隊
芸術
帰還
詩人たち
聴講者
思想と年齢
ヘーゲル
ヘーゲルとアムラン
ヘーゲル再考
デカルト
唯物論(マテリアリスム)
高亜(こうまい)
感情
人間ぎらいになるな
神々のほう
物語(ミュートス)
様々な宗教
オデュッセウスの読み手としてのアラン――『わが思索のあと』解題をかねて(神谷幹夫)
アラン主要著作一覧
アラン年譜