現代哲学のキーコンセプト 自由意志
著:ジョセフ・K.キャンベル
訳:高崎 将平
解説:一ノ瀬 正樹
紙版
![現代哲学のキーコンセプト 自由意志の商品画像](/img/books_icon/9784000613637.jpg)
内容紹介
古代中世から現代に至るまで,「自由意志」は一貫して哲学の鍵概念であり続けている.本書は自由意志と道徳的責任に関する懐疑論=「私たちに自由意志(道徳的責任)は存在しない」と考える立場を考察の出発点とし,それに対してどのように応答しうるか,という観点から現代自由論・責任論の錯綜した論争状況を網羅的に整理する.
目次
謝 辞
1 自由意志
1.1 なぜ自由意志を気にかけるのか
1.2 自由意志と運命論
1.3 時間と真理
1.4 予知
1.5 決定論
文献案内
自由意志に関連する映画
2 道徳的責任
2.1 道徳的責任
2.2 自由の条件と認識的条件
2.3 他の必要条件
2.4 「自由意志」の危機
2.5 自由意志なき道徳的責任
文献案内
道徳的責任に関連する映画
3 自由意志の問題
3.1 第1論証
3.2 第3論証
3.3 『マインド』論証
3.4 自由意志についての懐疑論
文献案内
4 道徳的責任――非両立論と懐疑論
4.1 直接論証
4.2 操作論証
4.3 究極性論証
文献案内
5 自由意志の諸理論
5.1 リバタリアニズム
5.2 自由意志についての懐疑論
5.3 両立論
5.4 その他の見解
5.5 最後に
文献案内
原 注
訳 注
参考文献
日本語参考文献
解説 「自由意志」を論じるとはどういうことか…………… 一ノ瀬正樹
訳者あとがき
索 引
ISBN:9784000613637
。出版社:岩波書店
。判型:A5
。ページ数:182ページ
。定価:2500円(本体)
。発行年月日:2019年09月
。発売日:2019年09月27日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX。