著:後藤 和久
後藤和久(ごとう かずひさ)
1977年生まれ.東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター助教をへて,現在千葉工業大学惑星探査研究センター上席研究員(東北大学客員准教授を兼務).専門は地質学,とくに地球外天体衝突と生物絶滅,原生代初期のスノーボールアース現象,先史・歴史時代の津波現象の解明,火星の地質研究など.著書に,『Google Earthでみる地球の歴史』,『決着! 恐竜絶滅論争』(岩波科学ライブラリー)ほか.
著:小松 吾郎
小松吾郎(こまつ ごろう)
1965年生まれ.アリゾナ大学月惑星研究所研究員などをへて,現在イタリアのダヌンツィオ大学国際惑星科学研究大学院の研究教授(千葉工業大学惑星探査研究センター客員主席研究員を兼務).専門は地質学,惑星探査機のデータをもとに火星や金星の表面や地下環境の進化を追い,地球外に生命が存在するのか,あるいは存在したのかという命題にものぞんでいる.アメリカ航空宇宙局のマゼラン金星探査機やヨーロッパ宇宙機関のマース・エキスプレス火星探査機などのミッションの科学チームに属して,探査計画のサポートも行ってきた.同時に,中央アジアの乾燥地域,シベリアなどの寒冷地域など火星の環境も似た地球上の辺境地帯に活発に遠征を行い,地質プロセス,環境変動などを調査している.