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シリーズ 古代史をひらくⅡ

古代王権

王はどうして生まれたか

著:吉村 武彦
著:吉川 真司
著:川尻 秋生

紙版

内容紹介

約2000年前に「漢委奴国王」印を授与された奴国、邪馬台国連合、ヤマト王権……。この日本列島において、実際にはどのようにして王が誕生し、統一を果したのか。考古資料を駆使して、王が出現し、王として認められた歴史的条件を解明する。さらに古代の皇位継承の仕組みから、天皇と中国皇帝のあり方を対比しつつ検討する。

目次

 刊行にあたって

〈古代王権〉を考える……………吉村武彦

「王」になった大首長――弥生社会の変貌……………岩永省三

ヤマト王権の威信財とレガリア……………辻田淳一郎

古代の皇位継承と天皇の即位……………藤森健太郎

古代王権の由緒と正統性――東アジアにおける国家祭祀と王権儀礼……………仁藤智子

《個別テーマをひらく》
文人が創り上げた天皇像……………ジェイスン・P・ウェッブ

座談会 古代日本における〈王権〉とは
 (吉村武彦、岩永省三、辻田淳一郎、藤森健太郎、仁藤智子、川尻秋生)

 古代王権関連略年表
 古事記・日本書紀の天皇表
 弥生・古墳時代の時期区分と各種器物の変遷図

著者略歴

著:吉村 武彦
吉村 武彦
明治大学名誉教授
著:吉川 真司
吉川 真司
京都大学名誉教授
著:川尻 秋生
川尻 秋生
早稲田大学教授

ISBN:9784000286381
出版社:岩波書店
判型:4-6
ページ数:366ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2024年05月
発売日:2024年06月03日