井上ひさし 発掘エッセイ・セレクション
社会とことば
著:井上 ひさし
紙版
![社会とことばの商品画像](/img/books_icon/9784000281485.jpg)
内容紹介
創作活動の傍ら、社会への発言も積極的に行った井上ひさし。本書には、吉里吉里人、憲法、コメ、原発などに関するエッセイを収録。時を経ても色あせることのないメッセージが込められています。生涯こだわり続けたことばをめぐっては、著書未収録分の「ニホン語日記」、辞典をめぐる「ことばの泉」などを収めます。
目次
釜石小学校 校歌
1 社 会
吉里吉里人をめぐって
「ツキアイきれない」について
ラジオ小劇場 仮題 ツキアイきれない〈検討編〉
吉里吉里国のキリキリ舞い
書げや、書げ、書げ……
『吉里吉里人』についての前宣伝
「日本市夕張村」になろう
コメの話
ウィンブルドン農園
安全第一コメの話
憲法を考える
世界の流れの中で考える 日本国憲法
「九条の会」呼びかけ人による 憲法ゼミナール
社会をみつめて
長生きしませんか
死の前での平等
反原発運動は保険料である
ニホン語日記より(その一)
宰相の言語能力
紋切型
通達論
政治家の国語辞典
国籍不明
2 ことば
ことばさまざま
〈か〉の問題
ことばの泉
ニホン語日記より(その二)
「ゆれ」か、「乱れ」か
「お」の出世
タテとヨコ
フランスの「ヌ抜き言葉」
ラーメンのできるまで
楽園の創造
楽園の創造
好きなもの
戦後の日本語教育を語る
大野晋さんのこと
ぼくの好きな古語辞典
大野晋先生を悼む——「正確な日本語」に見た希望
あとがき……………井上ユリ
編集協力=井上 恒
資料提供=遅筆堂文庫