内容紹介
静謐で緻密な文学世界を堪能できる長編小説
目次
真昼の視線
作家の言葉
解説ー抑圧的な存在の父親探しとその存在克服(金順姫)
著者略歴
著:李 承雨
李承雨(イ・スンウ/Lee Seung-Woo)
1959年韓国全羅南道生まれ.ソウル神学大学神学科卒業.朝鮮大学文芸創作学科教授.1981年,中篇小説『エリュシクトンの肖像』で作家デビュー.人間と宗教への根本的な問いや,また〈不在の父〉を主題とする作品などで大きな注目を浴びる.主要作品に『迷宮についての推測』『古びた日記』『私の中にまた別の誰かがいる』『人々は自分の家に何があるかを知らない』『尋ね人広告』『真昼の視線』など.大山文学賞,東西文学賞,現代文学賞,黄順元文学賞を受賞.邦訳作品に『生の裏面』(金順姫訳,藤原書店,2011年)「ナイフ」(『新潮』2010年6月号,特集「文学アジア 都市篇」)「死海」(『いまは静かな時 韓国現代文学選集』トランスビュー,2010年).『植物たちの私生活』(金順姫訳,藤原書店,2012年).『植物たちの私生活』が,韓国小説として初めて,フランス・ガリマール社のフォリオシリーズに収められるなど,主要作品が英,仏,独,露,中などで翻訳刊行され,あるいは翻訳が進行中で,世界的に評価が高まっている.
ISBN:9784000248167
。出版社:岩波書店
。判型:4-6
。ページ数:160ページ
。定価:1900円(本体)
。発行年月日:2013年02月
。発売日:2013年02月14日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。