著:田 原
田 原(TianYuan/でんげん)
詩人.1965年,中国河南省生まれ.高校生のときから詩作をはじめ,河南大学在学中に最初の詩集を刊行.1991年,大学から派遣されて来日.天理大学日本語学科などで学ぶ.谷川俊太郎の作品に感銘を受けて『谷川俊太郎詩選』を中国語に全部で四冊編訳.中国における日本詩歌の見直しと谷川俊太郎ブームのきっかけを作った.立命館大学大学院博士課程を修了し,『谷川俊太郎論』で文学博士号を取得.現在,東北大学で教鞭を執る.中国語,日本語で詩作を続ける一方で,日本の現代詩人の作品を中国語に多数翻訳するとともに,日中の詩人同士の幅広い本格的文化交流を実現.中国語,英語により詩集で,中国・アメリカ・台湾で詩の文学賞を受賞.第1回留学生文学賞受賞(2001).日本語による詩集に,『そうして岸が誕生した』(思潮社,2004),第60回H氏賞受賞作『石の記憶』(思潮社,2009)がある.『谷川俊太郎詩集選』(集英社,全3巻)などを編集.