はじめに
Ⅰ シャールの詩作(一)
1-1 土地の精霊
ソルグ川の詩人/最初の瞬間
1-2 暗い少年時代
水の私生児/水=母/父の死
1-3 死と美の発見
不安の輪/〈美〉と女たち/ジャクマールとジュリア
1-4 反逆児と詩作
処女作『心のうえの鐘』と初期の詩/真っ直ぐ立った人間/燃焼の徒弟
2-1 反抗の詩,シャールのシュルレアリスム参加
自己との訣別/詩集『武器庫』
2-2 シュルレアリスムの冒険
熱狂と幻滅/サドとシャール/キリスト教批判/シュルレアリスム批判と離脱
2-3 ポスト・シュルレリスム期の詩
世界の終末の不安/歴史の侵入/言い難いもののなかの強制歩行
2-4 シャール詩の変貌と成熟
〈言葉〉の移牧/成熟の自覚
Ⅱ シャールの詩作(二)
1-1 レジスタンスと抵抗詩
詩人の沈黙と行動/期待の原則
1-2 『イプノスの手帖』
火に変貌する眠りの神/アレクサンドル隊長の日々/封印された詩作/アフォリズムの発見/アーレントへの疑問/「期待の原則」の根拠/立ち去る詩人
1-3 夜と忘我の経験
新しい神秘/稲妻の経験/〈眠り〉と忘我/忘我の風景/忘我と詩作/コール天の歌
2-1 動植物の詩,恋愛詩
動植物の詩/細心な女/恋愛詩
2-2 詩と詩作の詩
私は痛みに住まう/鮫と/A……/詩人と〈美〉/詩と死,そして愛/信心と献身
2-3 詩人の運命 詩の宿命
永遠の徒弟としての詩人/忠節と嫉妬
Ⅲ 至高の対話
1-1 シャールとブランショ
ブランショのシャール論/始まりの言葉
1-2 ヘラクレイトス,ニーチェ,シャール
シャールのヘラクレイトス観/ニーチェ主義者としてのシャール/シャールの哲学詩
1-3 シャールとハイデガー
証言と宣伝/近接と影響/謎としてのランボー
1-4 シャールとランボー
ランボーの形象/まだ出現していない文明の最初の詩人
1-5 シャールとカミュ
カミュにとってのシャール/シャールにとってのカミュ
2-1 シャールとジョルジュ・ド・ラ・トゥール
瞑想と闘い/詩的神秘の仲介者
2-2 シャールと現代画家たち
ジョルジュ・ブラック/ホアン・ミロ/ヴィエラ・ダ・シルヴァ/ニコラ・ド・スタール
Ⅳ シャールの思索と詩作
1-1 シャールの時代・歴史認識
時代認識/技術批判/悲観主義と反歴史主義
1-2 シャールの人間論
人間=宇宙のエネルギー/反抗のモラル/激情と神秘/欲望礼賛/遠方の無慈悲/シャールの神々
1-3 孤独な予言者 現代社会と/の詩人
帰還を決意するオリオン/逡巡するオリオン/幻滅し,再出発するオリオン
2-1 『失われた裸』の季節,冬の時代
もろい年齢/川上への回帰
2-2 最晩年の詩
自己回想/死の詩,詩の讃歌
2-3 遍歴の旅の終わりに
反抗,美,期待/未知と空白
註
あとがき
ルネ・シャール略年表
人名索引