はじめに
1 門出:素粒子論の道
1. 1 ニュートンの言葉:「未知なる真理の大海」
1. 2 特殊相対性理論の時間空間とエネルギー運動量
1. 3 静止エネルギーが何故あるのか
1. 4 量子論:光の量子仮説=波でもあり粒子でもある
1. 5 電子も粒子であり波でもある
1. 6 物理量を無限に大きい碁盤を使って表す
1. 7 ハイゼンベルクとアインシュタイン
1. 8 量子論のまとめ
1. 9 素粒子論とゲージ場:額縁に絵をどう描くか
1. 10 重力と素粒子論:ミクロとマクロの究極的な結びつき
1. 11 ディラック方程式:クォークや電子はどう記述するのか
1. 12 電荷の保存:時空間反転:反粒子
1. 13 ボース粒子とフェルミ粒子
1. 14 ゲージ原理とはどんなものか:ワイルのアイデア
1. 15 量子力学によるゲージ原理の復活
1. 16 質量生成機構:ヒッグス機構vs.カラーの閉じ込め
1. 17 一般相対性理論で電磁ポテンシャルに相当するのは何か
2 弦理論への道
2. 1 紫外破綻の困難と繰り込み理論
2. 2 一般相対性理論と繰り込み不可能性
2. 3 量子的紫外問題と対称性
2. 4 「大理石と木」:アインシュタインの挫折
2. 5 超重力理論:超対称性は紫外発散の解消に十分ではない
2. 6 改めて対称性とは何か
2. 7 広がった素粒子像の困難さと先駆者たち
2. 8 1953 年理論物理学国際会議:湯川,パイス,坂田,ファインマン
2. 9 弦理論の祖父:ディラックの予感
2. 10 ハイゼンベルクとS行列理論の発展
2. 11 レッジェ極理論
2. 12 弦理論の源流:チャンネル双対性とハドロンデモクラシー
2. 13 ヴェネツィアノ公式の発見
2. 14 弦へ:南部,サスキンド,ニールセン
2. 15 弦の世界膜を支配する対称性原理は何か
2. 16 共形対称性:弦の世界を見るための顕微鏡
2. 17 共形対称性から何が帰結するか
2. 18 世界膜の超対称化:R弦とNS弦
2. 19 残る問題:タキオンと臨界次元
2. 20 補足:臨界次元の起源は何か
2. 21 予感:双対弦理論にはさらに深い何かが隠れている
3 統一量子重力理論への道
3. 1 双対弦理論との出会い
3. 2 私の研究の出発点
3. 3 30 年後の初対面,そして2人の数学者の期せずした〈共鳴〉
3. 4 新たな問題意識:弦理論と場の理論の関係,問題(H)
3. 5 予感I,問題(A):ゲージ理論の拡張としての開いた弦
3. 6 予感II:問題(B)と1つの挫折
3. 7 予感III:弦から重力だってー!
3. 8 恐れ:1つの二律背反,新たな双対性なのか
3. 9 続くいくつかの仕事,そして反響(国内)
3. 10 海の向こうから
3. 11 シャークシュワルツ
3. 12 時空超対称性とタキオン問題の解決
3. 13 間暇:非摂動的QCDとカラー電気力線の弦
3. 14 問題(H)と電磁双対性
3. 15 閉じ込め証明の悪夢,そしてCERNへ
3. 16 復活へ:共形異常,カイラル異常と弦理論
4 その後の発展,未来への道
4. 1 共形対称性の深化:究極的ブートストラップ
4. 2 弦の場の理論の進展と背景独立性
4. 3 共形対称性の時空的意味についての考察
4. 4 D-ブレーンとは何か
4. 5 T 双対変換とS双対変換
4. 6 93 年サンタバーバラワークショップとブラックホール
4. 7 S 双対性とM理論
4. 8 ブラックホールのエントロピーとD-ブレーン
4. 9 新しい行列模型と問題(H),そして時空不確定性
4. 10 AdS/CFT I :98年サンタバーバラ
4. 11 AdS/CFT II :応用とさらなる発展と意義
4. 12 弦理論の〈風景〉:新たなコペルニクス的転回
4. 13 非摂動的弦理論の問題と未来への夢
おわりに
参考文献
索 引