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著:ヨハン・ノルベリ
訳:山形浩生
訳:森本正史

電子版

内容紹介

◎発売即重版決定!
◎ 「エコノミスト」誌ブック・オブ・ザ・イヤー連続受賞
世界最注目の知性がクリアに示す、文明・経済・人類の本質と未来!

楠木建氏(一橋ビジネススクール教授、経営学者)推薦
「オープンな交易、クローズドな部族化、いずれも人間の本性の発露。どちらに傾くかで体制は決まる」
山口周氏(独立研究者)推薦
「『閉じる』ことを求める人が増えている今、本書が『開く』ための大きな勇気と知性を与えてくれる」



・なぜ人類は21世紀の今も「敵」「味方」に分かれ、戦争をするのか?
・なぜ最強の皇帝と頭脳に恵まれた中国は、世界を制覇できなかったのか?
・なぜリベラル派は保守派と同じくらいクローズドなのか?
・繁栄企業・国家・文明を衰退させる「クローズドの罠」とは?
激動の世界の分岐点に立つ私たちが今なすべき「たった一つのこと」とはーー。
世界が注目するスウェーデンの知性が、圧倒的な根拠と希望をもとに私たちが進むべき未来への道筋を開く、衝撃の書!



「多くの人は、自分は心が広くオープンなのだと思っている。新しいものを受け容れるのはまったくやぶさかではないと考えている。ただ……
明らかにまちがっていることを平気で言うあいつらは、フェイクニュースの悪者どもだから、それは取り締まるべきだ。あれは人々のお気持ちに配慮しない無遠慮な発言だからヘイトスピーチとしてつぶすべきだ。あんな成功するかもわからない技術が出回ると人々が混乱するから、規制すべきだ。こんな邪説を流すやつがいるが、それは人々が正しい理解をする邪魔なだけだから黙らせよう。このマンガは青少年に有害だから発禁にしよう。もちろんこれは、自由を否定するものなんかではない。どうせまちがっているから無価値か、有害なものを除去するだけ。それ以外はすべて自由にしてもらってぜーんぜん構わないんですよ、ね、ワタシってオープンでしょ?
実はほとんどの人は、自分自身も何かしらこれに類することを、どこかの場面で口走っている。でもその自覚がある人は意外に少ない。
そしてもちろん、そういう人々こそ、つまりは自分自身こそがオープン性の最大の敵で、クローズドの急先鋒だったりするのだ」
――山形浩生(訳者解説より)

「どんな人間も、どんな社会も、みずからが抱える問題を『独力』で解決できるほど賢くもなければ立派でもない。物事や他人のアイデアに対して徹底的に『オープン』であること――これがウェルビーイング実現のたった一つの道だと、ヨハン・ノルベリは明快に教えてくれる」
――スティーブン・ピンカー(ハーバード大学教授、『暴力の人類史』『21世紀の啓蒙』)

JP-eコード:91006320100000000000
出版社:NewsPicksパブリッシング
コンテンツ公開日:2022年04月29日