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エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」

著:河邑厚徳
著:グループ現代
朗読:鬼塚啓之進

オーディオブック

内容紹介

「モモ」などのロングセラーを数多く生んだ、ミヒャエル・エンデの予言を元に、現代の金融システムが引き起こす弊害に警鐘を鳴らす―

貨幣経済の仕組みと問題点から今までの「お金の常識」を根底から問う、今だからこそ聴く価値のある、
現代に生きる全ての人に向けた必読の書。

ドキュメンタリータッチなので、身近な問題だけど難しいテーマですが、誰しも関わりのある「お金」が
大変わかりやすく、深く理解ができます。

「お金は人間がつくったものです。変えることができるはずです。」

『モモ』や『はてしない物語』の作者としても広く知られるミヒャエル・エンデはこう述べています。

現在、世界の全ての地域と人は、知らず知らずのうちに、マネーの暴力の前に身をさらされております。
貨幣経済という今日のシステムは、本来ならば是正されるべき対象であるべき格差を助長し、
世界の不均衡はますます顕著になるばかり。

このような現実を受けて、エンデはお金に対して、
そもそも「貨幣」というシステムは必要なものなのかという根源的な問いを投げかけました。

現在の貨幣システムの何が問題で、何を変えなければならないのか?

本オーディオブックには、エンデの問いに対する答えが事例や寓話を取り上げて語られています。

NHKのドキュメンタリーならではの深く丁寧なリサーチに基づいた構成でお金に対する常識を問い直すとともに、
本当に世界が豊かになるための社会の在り方を「お金」を切り口に考えるためのヒントが、豊富に盛り込まれた一本です。

JP-eコード:90357800000000101314
出版社:NHK出版(制作:オトバンク)
コンテンツ公開日:2011年11月04日