メディア教育宣言
デジタル社会をどう生きるか
著:デビッド・バッキンガム
監:水越 伸
訳:時津 啓
電子版
内容紹介
メディア・リテラシーをアップデートせよ!
「スマホの悪影響から子供を守る」は正解じゃない。
ソーシャル・メディア、フェイクニュース、プラットフォーム資本主義の時代にこそ批判的思考を。新時代の批判的思考と実践力を身につける!
本書の特徴
○著者は、国連、ユネスコ、ユニセフ、欧州委員会、英国政府のコンサルタントを務めるメディア教育の第一人者
○メディア教育の目的と原則を概説し、変化するメディア環境にどのように対応すべきか、具体的で実践的な教え方の戦略を提示
○メディアと教育にかかわるすべての人の必読書
1章(抜粋)
若者たちは今や1週間のうち1日相当の時間をスマートフォンに費やし、
少なくとも毎日150回はスマートフォンをチェックしている。
モバイル機器、パソコン、タブレット、テレビも含めると、
10代の若者は1日に約9時間、画面を見つめて過ごしているのだ。
さらに、画面を閉じているときでさえ、
メディアは、とくに広告やマーケティングのかたちで、
私たちの視界に入り込んでくる。
そして、私たちはたいてい、
これらを疑うことなく受け入れている。
コミュニケーションの多くがメディア化されたものである
という事実は、ほとんど注目されないのである。
目次
日本語版刊行に際して
序
1 変化するメディア環境
2 利害を超えて
3 メディア・リテラシーの限界
4 より大きな構図
5 批判的にいこう
6 いかに教えるべきか――落とし穴と原則
7 ソーシャル・メディアを概念化する
8 メディア教育の実践
9 実現できること
結び
原注
訳注
解説 水越伸
JP-eコード:79071767000000000063
。出版社:世界思想社
。コンテンツ公開日:2023年11月24日。