まえがき
序章:指導の効果をもたらすシンプルな仕組み
第1部:行動と学習の基本原理
1 はじめのいっぽ―ABAの基本的な考え方と標的行動
2 オペラント行動の増減―4つの随伴性
3 行動の直前と直後―ABC分析
まとめのワークと事例検討 その1
アドバンス叱責のリスク(弱化子のリスク)とそれを使わずに済む方法
4 誤学習防止の注意点―消去と消去バーストと分化強化
アドバンス学習性無力感
5 どんな機能をもつ行動なのか―機能的アセスメント・動機づけアセスメント尺度(MAS)
6 好きな物事と強化子の関係―選好査定と強化子の候補リストの作成
アドバンス迷信行動
7 喉が渇くと水がおいしい―確立操作
8 問題行動への具体的な手立て(1)―トークンエコノミーと行動契約
9 問題行動への具体的な手立て(2)―情報収集・競合行動バイパスモデル・行動支援計画立案
アドバンスその行動は減らしたい? 増やしたい?―減らしたい行動の名称さまざま
まとめのワークと事例検討 その2
校内の子どもの問題行動への具体的なステップ
アドバンス「愛情不足に原因を帰属すること」で問題解決ができるのか
アドバンス失敗事例の原因を分析する
10 「できない」を「できる」に(1)―プロンプトとフェーディング,侵襲性の段階
11 「できない」を「できる」に(2)―課題分析とチェーニングによる行動形成
12 「できない」を「できる」に(3)―シェーピングによる行動形成
まとめのワークと事例検討 その3
第2部:脱入門書! より高度な臨床技法
13 「ご褒美」を取り除く―プレマックの原理・選択機会による強化・行動モメンタム
14 次の担任にうまく引き継ぐ―連続強化・間欠強化・消去抵抗
アドバンス褒めるタイミングと頻度―強化スケジュール
15 授業の「めあて」に効果を持たせる―ルール支配行動
16 めあての自己設定・自律的な学習―言行一致訓練と自己管理
アドバンス衝動性とセルフコントロール
17 「ビー玉パーティー」はなぜ効く―集団随伴性と仲間媒介法
18 良いマネ・悪いマネ―般化模倣と観察学習
19 湧き上がる怒りと不安―レスポンデント反応の基本
アドバンス事例:教師のお話から嫌悪感を抜き,行動を価値づける
アドバンス教師の「人望」を解釈する
20 「褒め言葉」に効果をもたせる―条件性強化子の確立
21 どこでもできる・いろいろできる―刺激般化と反応般化
アドバンス机上反復VS生活文脈
22 何を見て→何をする―弁別刺激と刺激性制御・条件性弁別
23 究極の丸暗記―離散試行型指導・スペーシング
アドバンス実装モデルはいろいろ―PRT(R)も知っておこう
24 言語行動―話し手の行動
25 スラスラできるって大切―流暢性指導の効果
アドバンス柔軟な行動
第3部:現場での実装
26 学校全体へのアプローチ―学校規模ポジティブ行動支援(スクールワイドPBS)
27 他のクラスの先生と子どもも変わる―行動コンサルテーション
28 家庭と手を取り合う―ペアレント・トレーニング
29 有効であれば最高の指導法?―社会的妥当性と研究授業
資料1:行動データ測定と検証方法(デザイン)
資料2:文献検索の方法
あとがき
索引
監修者略歴・著者略歴