第1部 睡眠医学:総論/1章 睡眠医学を学ぶための「極論」の前の「総論」[Introduction]/極論1 睡眠医学のお作法を知らずに研修期間は終わる/極論2 睡眠は究極のブライバシーである/極論3 終夜睡眠ポリグラフ検査を見れば進路が変わる. 睡眠そのものに興味を向けろ/極論4 共通語を知れば睡眠医学に参入できる/第2部 外来で診る睡眠医学/2章 睡眠検査[Sleep Studies]/極論1 睡眠検査は睡眠を見て診るために行う/極論2 一番偉いパラメータは脳波! ゴールドスタンダードから始めよう/極論3 OSASだけ診るなら簡易検査の「少々間違う」を許容できるか?/極論4 MSLTは眠気を「見る」検査.実施はいろいろ大変/3章 成人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群:診断編 [Diagnostic approach for OSAS in adults]/極論1 OSASを知っている? ありがとう! でも謙虚であれ/極論2 OSASを診るな,患者を診ろ/極論3 上気道を診ないOSASの診察は無駄/極論4 OSASは突然「出現」したり「消失」したりする/4章 成人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群:治療編 [Treatment approach for OSAS in adults]/極論1 AHIを知ることがOSAS治療の第一歩/極論2 CPAPは「人工呼吸器」ではない/極論3 CPAPで効果がなくても驚くことではない/極論4 医者の正義を押しつけない.疫学を脅しの道具に使わない/5章 パラソムニア: 睡眠中の異常行動 [Parasomnia]/極論1 パラソムニアは「睡眠に付き従う, 随伴する」ではなく,「睡眠中にするべきではない」行動/極論2 泥酔とパラソムニアは似ている/極論3 パラソムニアが生じる必要条件を考えろ /極論4 本物の睡眠専門医と睡眠検査技師と睡眠検査室の出番/6章 ナルコレプシー [Narcolepsy]/極論1 知らない疾患は絶対に診断できない/極論2 神経伝達物質を理解しなければ,診断も治療もできない/極論3 オレキシン・ハイポクレチンが「一番偉い」/極論4 REM睡眠は「かわいい」が「無防備で危険」/極論5 ドパミン作動薬の全てを敬い畏れよ/7章 レストレスレッグズ症候群(下肢静止不能症候群)もしくはWillis-Ekbom病 [RLS/WED]/極論1 ああ,もう「むずむず」とか,「脚」とか,「レッグス」とか,「レッグ」とかやめてくれ!/極論2 どうして「気のせい」では済ませられないのか?/極論3 簡単に「診断できる…」はずがない/極論4 原因がよく分からないのに治療していることを畏れよ/第3部 境界領域で診る睡眠医学/8章 救急外来における睡眠医学 [Sleep Medicine in Emergency room]/極論1 救急外来の「眠れません」は「眠れない」ことが問題ではない/極論2 ブレーキ痕がない交通事故では睡眠を絶対に忘れない/極論3 救急医が今そこで,燃え尽きようとしている/極論4 当直勤務のアウトカムは「生産性」ではない/9章 不眠症 [Insomnia]/ほか