固体物理　1

アモルファスカルコゲナイド半導体の物性と応用（その1）基礎物性と応用

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内容紹介

　アモルファスカルコゲナイド物質の世界的な研究は1970年頃より、2つの視点から始まった。無機化学の分野では非酸化物ガラスとして、物理・電子工学の分野ではアモルファス半導体の一種としてである。半世紀たった現在でも、ガラス転移や極低温の比熱異常など、ガラスに固有な現象に関する研究が欧米などから綿々と報告されている。
　本小特集はこの分野の草分けである森垣教授の序言に始まり、（その1）、(その2）と2つの体系に分かれている。1月号では、不規則構造（複雑系）が求める無理難題をどのように切り抜けようとしたか、そして、ガラス状半導体の特徴をいかにデバイスに活かそうとしたかを焦点にした。

（編集：嶋川晃一・田中啓司・森垣和夫）

はじめに……森垣和夫

I．基礎物性・構造解析
アモルファスカルコゲナイド物質概観「現状と課題」……田中啓司
カルコゲナイドガラスの電子伝導：未解決問題……嶋川晃一
イオン導電性カルコゲナイドガラス……安仁屋　勝・臼杵　毅
量子ビームを用したアモルファス構造解析の新展開……細川伸也

Ⅱ．電気光学的特徴を活かした応用
アモルファスカルコゲナイドの光誘起構造変化――光黒化と銀の光拡散ダイナミクス――……坂口佳史
カルコゲン化物ガラスの赤外光学素子への応用……角野広平
アバランシェ増倍a-Se光導電膜を用した超高感度HARP撮像管……谷岡健吉

最近出た本•読んだ本（「Amorphous Chalcogenide Semiconductors and Related Materials」）
今月号の執筆者
編集後記，2月号のおもな内容予定

雑誌コード：0390901
JANコード：4910039090124
出版社：アグネ技術センター
判型：B5
定価：4180円（税込）
発売日：2022年01月18日（首都圏）。

固体物理 1

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固体物理　1