プロローグ ワクチンと確率的思考/第1章 理数探究とは何か、知っていますか?/これからの高校生が学ぶこと/対照実験とはどういうものか分かりますか?/実験をデザインするのは難しい!/英国のナショナルカリキュラムから/SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)は成功した/新しい教え方、学び方/「探究的な学び」の必要性/理科の教科書東西比較/中高で理数を学ぶ意義/フェルミ問題/高校生による「探究」の例/「3秒ルール」をどう探究する?/アイデアだけでなく質も大事/探究コンテストの入賞例/大学入試を変える/日本の理科教育、ここがモンダイ/探究の問題点とオリジナリティー/高校生の研究にどこまでを求めるか/先生が書いてはいけない/探究を楽しみ、深めるためのコツ/「定量分析」という物差し/課題解決能力/常識とコミュニケーションを学ぶ/今までにない考えを導き出すために/第2章 日本の理科教育あれこれ/小学校入試の問題が解けますか?/これからの日本の国力/少子化時代の到来/老人社会とはどういう状態か/なぜ理科を学ぶのか/理科好きに育てるには/理科を変えるために(私見)/ちょっと一息、小学校理科/「ものの重さ」の教え方/「大きなヒマワリ」をどう伝えるか?(小学校3年生)/実験は1回で結果が出る?(小学校4年生)/対照実験が分かりますか?(小学校6年生)/理科は役に立つ!/サイエンスコミュニケーションの作法/中高生の学力/ランキングあれこれ、教え方あれこれ/中高の理科の問題点/なぜ理系を選ぶのか/これからの高等教育/我が国の特殊事情に特化した理科/まねの教育から独自の教育へ/常識を問いますね/第3章 大学、大学院で身につけたいこと/学びと教えの大切さ/幼児教育の効果は大人まで/頭の良さは遺伝か環境か/教育への投資が最重要/教育は脳を変える/言葉と脳/オンライン世代のトリセツ/オンラインあれこれ/正しい科学情報とは/実験の信頼度/大学とはどういう場所か/研究者だけができること/論文のどこを読んで何を得るか/研究の評価/問題意識とモチベーション/イノベーションを起こす!/第4章 サイエンスコミュニケーション超入門──アウトプットのお作法/サイエンスコミュニケーションは身近なもの/科学を伝える難しさ/サイエンスコミュニケーションの歴史/アウトリーチの理想と現実/科学リテラシーとは何か/OECD成人リテラシー調査/理科の本質/サイエンスコミュニケーションの技法(1)書くか、話すか/サイエンスコミュニケーションの技法(2)文章の構造を知る/サイエンスコミュニケーションの技法(3)話す秘訣/レポートのまとめ方/なんちゃってサイエンスコミュニケーター/Nサイエンスコミュニケーターの好例/科学のヒーローに/エピローグ 科学と社会をつなぐ/ミトコンドリアDNA鑑定と核DNA鑑定/ミトコンドリアDNAについての大きな話/歴史上の近親婚