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解析力学講義

著:近藤慶一

電子版

内容紹介

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本書は、すべての物理理論を統一的に記述できる唯一の理論的枠組みとしての解析力学の役割と、その基礎概念を理解し、本質を習得することを目的とした本格的入門書である。Newton力学を等価な別の形式に書き換えるという狭い意味での解析力学を主眼に据えていない。
本書では、古典力学を超えて現代の物理学を学ぶために必要な「粒子の解析力学」と「場の解析力学」を対等に扱う。現代の物理学、特に、素粒子物理学や宇宙物理学、あるいは物性物理学を学ぶときに、それまでに学んだ解析力学の知識だけでは足りないと感じて、解析力学を学びなおす必要が生じないよう配慮している。古典力学の問題を解くことは本書の主たる目標ではないが、読者の便を考慮して、重要な題材はできる限りカバーしている。
大学1年生からでも読めるよう、微積分と線形代数の知識のみを仮定し、数学の習得に追われて物理の本質を見失わないように、数学の導入は最小限に抑えている。

目次

序章 解析力学とは何か
第1章 Newtonの運動方程式の共変性
第2章 Lagrange形式
第3章 Hamilton形式
第4章 変分原理とEuler方程式―停留作用の原理と運動方程式―
第5章 正準変換:パートI
第6章 正準変換:パートII
第7章 Hamilton-Jacobiの理論
第8章 対称性と保存則
第9章 場の解析力学
第10章 場の理論の対称性と保存則:パートI
第11章 場の理論の対称性と保存則:パートII
第12章 場の理論の例
第13章 拘束系のLagrange形式
第14章 拘束系のHamilton形式:パートI
第15章 拘束系のHamilton形式:パートII

JP-eコード:32003617JAAA01MBJE3X
出版社:共立出版
コンテンツ公開日:2022年09月20日
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