戦後史のなかの日本社会党 その理想主義とは何であったのか
著:原彬久
電子版
内容紹介
敗戦直後、日本社会党が誕生した。戦前の無産政党を糾合し、「社会主義国日本」を目指しての結党である。しかし以後半世紀、一度として単独政権を打ち樹てることなく、ついに崩落した。社会党の歴史は、日米安保体制=自由主義陣営打破の闘いとそれに絡まる路線・派閥抗争の軌跡でもある。ソ連型社会主義と共振するその「理想主義」は、議会制民主主義と矛盾する側面をもっていた。日本社会党を通して、戦後日本の全体像をみつめる。
JP-eコード:12101522000000000000
。出版社:中央公論新社
。コンテンツ公開日:2020年04月30日。