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講談社学術文庫

江戸東京の庶民信仰

著:長沢 利明

電子版

内容紹介

民間信仰や呪術が息づくのは、山深い農村ばかりではない。むしろ大都市は、人々の願望が渦巻き、多彩な信仰を生み出している。小石川にまつられた貧乏神、浅草と新宿の「カンカン地蔵」、豪徳寺の招き猫伝説、「いもあらい」の地名と一口坂の関係、都内に11を数える「飛行機の神・仏」など、古文書などの記述資料はもちろん、古老などへの聞き取りを丹念に行った、1970年代から80年代の東京の口碑記録としても貴重な一書。

目次

庶民信仰と願かけ 江戸の貧乏神 狸の守護神 東京の宝船 巡礼とお砂踏み 化粧地蔵・白粉地蔵 カンカン石・カンカン地蔵 迷子の石標 鬼の信仰 縁切榎――板橋区本町 豪徳寺の招き猫 妻恋稲荷の信仰――文京区湯島 いもあらいの神――千代田区太田姫稲荷神社 針供養と奪衣婆――新宿区正受院 身代り地蔵の巡行――杉並区東運寺 飛行機の神 自動車のお守りにみる民間信仰 港区の民間信仰

JP-eコード:06A0000000000108775U
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2019年04月11日