出版社を探す

■戦禍に生きた演劇人たち 演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇

著:堀川惠子

電子版

内容紹介

いま最も注目されるノンフィクション作家・堀川惠子の最新作。本作でも博物館の倉庫に眠っていた遺品の発掘により、戦前戦中戦後の演劇史を書き換える。広島で被爆した劇団員たち。難を逃れた演出家は、投下四日後に現地へ赴き、仲間たちの安否に奔走する。その目に映った惨状を膨大なメモに残していた。名優・丸山定夫、女優・園井惠子、劇作家・三好十郎、演出家・八田元夫―築地小劇場からはじまった新劇と昭和の演劇史。

目次

序章 ある演出家の遺品 第一章 青春の築地小劇場 第二章 弾圧が始まった 第三章 イデオロギーの嵐 第四章 拷問、放浪、亡命 第五章 新劇壊滅 第六章 「苦楽座」結成 第七章 彰子と禾門 第八章 眠れる獅子 第九章 戦禍の東京で 第十章 広島 第十一章 終わらない戦争 第十二章 骨肉に食い込む広島 終章 そして手紙が遺された あとがき 主要参考文献

JP-eコード:06A0000000000003569B
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2017年07月21日
現在、購入できません