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講談社学術文庫

心の科学史 西洋心理学の背景と実験心理学の誕生

著:高橋澪子

電子版

内容紹介

近代心理学の起源は、1879年ヴィルヘルム・ヴントによる心理学実験室開設の時点とされる。それは「心を対象とする科学」の宣言であった。その後19世紀末から20世紀を通して、心理学はその方法論や認識論に関するさまざまな「革命」を生み出しながら領域を拡大していく。19世紀後半の「始まり」を用意した思想的背景は何だったのか。また古代以来の西洋哲学史のなかで「心の問題」はどのように扱われてきたのか。

目次

序 文 序 説──近代心理学史概観 【第I部】 前近代ヨーロッパにおけるプシュケー論とプネウマ論の変遷 【第II部】 一九世紀ドイツの科学思想とヴント心理学の論理 補 説──残された問題 註 あとがき──レクイエム 引用文献 解 説  渡辺恒夫

JP-eコード:0629238300100011000F
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2016年10月28日