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講談社学術文庫

対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術

著:平田オリザ

電子版

内容紹介

「日常会話」や「雑談」は得意でも「対話」は苦手なことが多い日本人。ふだん同じ価値観の仲間とばかり会っているので、異なるコンテクストの相手と議論をしなくて済んでしまう。文化の違う相手と交渉したり共同作業をする経験が、まだ日本人には少ないのだ。さらに携帯電話などの登場で、世代間のギャップが広がる。それではどのようなスキルが必要なのか。豊富な具体例をもとに、新しいコミュニケーションの在り方を真摯に探る。(講談社学術文庫)

目次

学術文庫版まえがき 話し言葉の地図 電脳時代の対話術 っていうか…… 過ぎたるは及ばざるがごとし なんでやねん ヒトとサルのあいだ 単語で喋る子供たち 「ここ、よろしいですか?」 畳の上では死ねない仕事 コンテクストのずれ 「ネ・サ・ヨ運動」と「ネ・ハイ運動」 顔文字は世界を救うか? ひよこはどこのお菓子か? 半疑問形の謎 日本語はどう変わっていくのか(一) 日本語はどう変わっていくのか(二) 日本語はどう変わっていくのか(三) フランス人との対話(一) フランス人との対話(二) 敬語は変わる ため口をきく 対話のない社会(一) 対話のない社会(二) 対話のない社会(三) 対話のない社会(四) 対話をはばむ捏造と恫喝 新しいアクセントの世界 英語公用語論 悪口言い放題社会 ふたたび英語公用語論について 対話という態度 二一世紀、対話の時代に向けて あとがき 解説──来るべき社会  高橋源一郎

JP-eコード:0629229900100011000V
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2015年06月19日