講談社学術文庫
満鉄調査部
著:小林英夫
電子版
内容紹介
ソ連研究の中心地であり、満洲国建国に際して経済計画の策定に注力。日中戦争期には占領地の宣撫工作と調査活動とともに、日中戦争の行方を予測する総合調査までも担った。アジア太平洋戦争開戦後は、ビルマ・マラヤの調査までも手がけたが、関東憲兵隊との摩擦により機能停止に。満鉄調査部の活動は、いまでは「日本初のシンクタンク」と評され、そのエッセンスが戦後の経済発展やアジア研究に大きく寄与した。その全貌を明かす。(講談社学術文庫)
目次
はじめに──「元祖シンクタンク」としての満鉄調査部 序 章 満鉄調査部の誕生 第一章 調査機関とロシア革命 第二章 国益と社益の間で 第三章 満鉄調査部と日中戦争 第四章 満鉄調査部事件の真相 第五章 それぞれの戦後 補 論 満鉄調査部と戦後の日本社会 主要参考文献 関連年表 あとがき 学術文庫版あとがき
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。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2015年05月29日。