講談社学術文庫
侍従長の回想
著:藤田尚徳
電子版
内容紹介
2014年における史学界最大の話題は『昭和天皇実録』の完成でした。天皇裕仁の一生と「昭和」という時代をいかに描き、評価するか……。この点において『実録』編纂者の苦心は並々ならぬものがあったと思われます。同時にこれを読む側も眼光紙背に徹する必要があります。そのためにもマッカーサーとの会見など『実録』の資料ともなった本書『侍従長の回想』はきわめて重要なものです。多くの読者の目に触れることを願います。(講談社学術文庫)
目次
空襲下の四方拝 酒と侍従 天皇、軍を叱る 和平に動く吉田茂氏 天皇の終戦秘密工作 陽の目を見た近衛上奏文 御意志に遠い重臣の奏上 皇居炎上す 意中の人、鈴木首班 挫折した近衛特使 聖断下る 再び聖断を仰ぐ 録音盤争奪事件 慟哭、二重橋前 天皇、マ元帥会談への苦慮 近衛公自殺への私見 異例、天皇の心境吐露 人間宣言と退位をめぐって あとがき
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。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2015年04月24日。