講談社学術文庫
役人の生理学
著:バルザック
訳:鹿島茂
電子版
内容紹介
革命後、ジャーナリズムが勃興したフランスで一気にブレイクした「生理学」シリーズ。現代の「スーパー・エッセイ」のたぐいですが、バルザックの観察眼にはなかなか唸らせられます。冒頭の定義があります。「役人とは生きるために俸給を必要とし、自分の職場を離れる自由を持たず、書類作り以外なんの能力もない人間」現在と同じではありませんか! 付録に、一九世紀の役人文学3篇を追加。(講談社学術文庫)
目次
学術文庫版まえがき 役人の生理学 第一章 定 義 第二章 役人の有用性の証明 第三章 役人の哲学的・超越的歴史 第四章 区 別 第五章 役 所 第六章 いくつかの幻想的な存在について 第七章 試 補 第八章 招 喚 第九章 書記のさまざまな変種 第十章 要 約 第十一章 課 長 第十二章 局 長 第十三章 給 仕 第十四章 退職者 「役人の生理学」の教訓 付録 役人文学アンソロジー 1 バルザック『役人』(概要と抜粋) 2 フロベール『博物学の一講義・書記属』 3 モーパッサン『役人』 訳者解説 文庫版あとがき
JP-eコード:0629220600100011000D
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2013年12月20日。