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講談社文庫

火の山 山猿記

火の山 山猿記(上)

著:津島佑子

電子版

内容紹介

火の山――とは富士山のこと。その富士山に寄り添いながら生きた有森家の変遷史。誕生と死、愛と結婚の型。戦中戦後を生きた人たちを描きながら、日本の近代を見つめ直した傑作長編小説。第51回野間文芸賞、第34回谷崎潤一郎賞受賞作。平成18年4月から放送のNHK連続テレビ小説『純情きらり』の原案。(講談社文庫)

目次

0-1 ………… 0-2 ………… 1-1 ワープロ印刷されたB5判の手紙 2-1 水色のバインダーで五冊にまとめられた、ボールペンの手書きによるA4判の「記録」 由紀子のために、牧子のために──有森勇太郎 1 杏子の病室──カモンカカ 2 信玄堤の小太郎 3 有森小太郎小伝 4 勇太郎誕生のころ──オミソとヨソモン 5 勇太郎幼少期──大ボサツ峠 6 勇太郎幼少期の終わり 0-3 ………… 2-2 「記録」 つづき 7 Addio del Passato! 8 黄金時代 1-2 ワープロ印刷されたB4判の添え書き(1) 2-3 「記録」 つづき 9 葬送 10 有(勇)太郎中学時代──三味線とピアノ 3-1 B4判のコピー(手書きの古い日記帳を拡大したもの) 0-4 ………… 2-4 「記録」 つづき 11 ロマンス──桜子の場合 12 ロマンス──笛子の場合 1-3 ワープロ印刷されたB4判の添え書き(2) 2-5 「記録」 つづき 13 イクサはいやいや 14 東京へ 15 前夜──石の声 0-5 …………

JP-eコード:0627529600100011000J
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2014年02月28日