講談社選書メチエ
もうひとつの「帝銀事件」 二十回目の再審請求「鑑定書」
著:浜田寿美男
電子版
内容紹介
本書では帝銀事件の「犯人」とされる平沢貞通が、無実なのに虚偽自白に落ちたという無実仮説、また目撃者たちも平沢を見て、「犯人と似ている」とか、「犯人だと断定する」という目撃過誤を犯したという無実仮説を提起する。もし自白と目撃について、この仮説が心理学的に成り立つとすれば、そのこと自体が検察側の有罪仮説への「合理的疑い」となるはずである。本書では、こうした戦略で目撃と自白の供述鑑定を進める。
JP-eコード:0625862700100011000O
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2016年05月27日。