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講談社選書メチエ

宗教で読む戦国時代

著:神田千里

電子版

内容紹介

戦国日本人の「見えない宗教性」を解明。なぜキリスト教は拒否されたのか。一向一揆は宗教一揆だったのか。宣教師も驚いた戦国日本人の高度な精神性。その「ゆるやかな宗教性」のバックボーンとしての「天道」思想をキーワードに、一向一揆、キリシタン論争から島原の乱まで、日本人の心性に新たな光を投げかける。(講談社選書メチエ)

目次

戦争と宗教───序にかえて 第一章 宣教師の見た日本の宗教 1 宣教師の見た日本 2 仏教とキリスト教との出会い 3 魂は永遠か───禅宗との論争 第二章 戦国びとの信仰 1 「天道」思想の浸透 2 聖俗の棲み分け───戦国時代の「王法」と「仏法」 第三章 一向一揆の実像 1 教団のための戦い 2 政治抗争の中の一向一揆 3 一向一揆の特質 第四章 戦国大名・統一政権と宗教 1 戦国大名と教団の自治 2 アジールの統制 3 諸教団の共存 第五章 島原の乱と禁教 1 宗教一揆としての島原の乱 2 島原の乱の宗教的背景 3 禁教と日本の宗教 国家と宗教───むすびにかえて 註 あとがき

JP-eコード:0625845900100011000R
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2013年07月26日