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講談社選書メチエ

項羽と劉邦の時代 秦漢帝国興亡史

著:藤田勝久

電子版

内容紹介

鴻門の会、四面楚歌――『史記』の虚実を読み解く。「秦を滅ぼすものは必ずや楚ならん」――。中国を最初に統一した秦帝国は、なぜ短期間で滅んだのか。なぜ農民出身の劉邦が項羽に勝利したのか。秦と楚、2つのシステムという観点から「鴻門(こうもん)の会」「四面楚歌」に代表される『史記』史観をとらえ直し、漢王朝成立までのドラマを描き出す。(講談社選書メチエ)

目次

はじめに  もう一つの項羽と劉邦 序章 始皇帝と秦の統一 第一章 南方の大国・楚 第二章 秦帝国の地方社会 第三章 陳渉・呉広の叛乱──楚国の復興 第四章 項羽と劉邦の蜂起──楚懐王のもとで 第五章 秦帝国の滅亡──「鴻門の会」の謎 第六章 西楚覇王の体制──二つの社会システム 第七章 楚と漢の戦い──戦略と外交 第八章 項羽の敗北──第三の男、淮陰侯韓信 終章 漢王朝の成立──地域社会の統合 あとがき 参考文献 戦国・秦漢時代の年表

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出版社:講談社
コンテンツ公開日:2015年07月24日