講談社選書メチエ
海を渡ったモンゴロイド 太平洋と日本への道
著:後藤明
電子版
内容紹介
我々は「移動する種」である! 紀元前に1000キロ単位を航海し、太平洋の島々に移住した人々とは。そして、彼らと我々の驚くべき関係とは。遺伝子、言語、遺跡、そして神話に残された痕跡を縦横に読み解き、広大な大洋を渡った「海人」の実相に肉薄する。(講談社選書メチエ)
目次
序章──ボエッジ・オブ・リディスカバリー 第一章 海人の民族学──アジアの海浜にて 1 海人とは何か 2 三グループの漂海民(シー・ノマッド) 3 漁民・工人・商人としての海人 第二章 海人の黎明──スンダランドからオセアニアへ 1 モンゴロイドの初渡海 2 オセアニアへの移動 3 サゴヤシとジュゴン 第三章 海人の始動──オーストロネシア系海人の登場 1 オーストロネシア語系文化 2 オーストロネシアの源境 3 東南アジアの海人文化 4 古代オーストロネシア世界 第四章 海人の展開──未知の海域へ 1 ラピタ文化 2 ラピタ文化の意味 3 ラピタ以降の交易網の変容 4 遺伝子の道 5 オーストロネシアの再考 第五章 海人の精華──ポリネシア人のからだとこころ 1 海人の雄・ポリネシア人 2 ポリネシア人の生物人類学的研究 3 ポリネシアへの拡散 4 ポリネシア祖語の復元から見たポリネシア人の世界観 5 ポリネシア文化の意義 第六章 海人の戦略──移住の戦略と航海術 1 カヌーの登場 2 オーストロネシア世界のカヌー ほか
JP-eコード:0625826400100011000W
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2013年09月27日。