講談社選書メチエ
知の教科書 フーコー
著:桜井哲夫
電子版
内容紹介
知の考古学者、フーコー。そのまなざしは、「主体」「権力」「自己」「性」の根元へと向けられる。いかにして人は服従する主体となるのか、あるいは、言説を形作っている知の様式は時代・文化によりどう変わるのか……。もっとも刺激的な思想家を、やさしく、まるごと理解するための最適教科書。(講談社選書メチエ)
目次
プロローグ──フーコーのアクチュアリティー フーコーの生涯と思想 迫りくる戦争の脅威/リセでの苦痛、父との葛藤/エリートが集まる高等師範学校へ/救い主アルチュセール/大学教員資格試験合格/『狂気の歴史』の反響/「人間の終焉」で有名になった『言葉と物』/構造主義と主体性批判/歴史研究の方法を問う『知の考古学』/コレージュ・ド・フランスでのテーマ/権力について考える フーコー思想のキーワード 1 アルケオロジー 2 ディシプリン(規律) 3 パノプティコン(一望監視施設) 4 主体(シュジェ) 5 司牧システム(パストラ) 6 統治性(グヴェルヌマンタリテ、ガヴァーメンタリティ) 7 ビオ・ポリティック(生命を管理する政治学) 8 朋友愛(アミティエ) 三次元で読むフーコー 1 フーコー対サルトル 2 フーコーと愛の共同体 3 フーコーで読む現代日本──『刑務所の中』 4 フーコーとアメリカ 5 ノルマリアンって何だろう 6 フーコーとフランクフルト学派 7 フーコーの日本 知のみなもとへ──著作解題 1 『狂気の歴史』 ほか
JP-eコード:0625820800100011000D
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2013年05月24日。