講談社文庫
北一輝論
著:松本清張
電子版
内容紹介
二・二六事件に連って北一輝が刑死したのは昭和12年8月であった。以来、正体のつかめない「思想家」として様々な思想図式や議論にさらされてきた。ここに著者は、決定的ともいうべき、この人物についての論著を、周到な実証によって最も客観的な歴史論の立場から迫り達成した。
目次
I 北一輝解釈と時代背景 II 「国体論」の粉本 III 史的「乱臣賊子」論 IV 明治天皇と天智天皇 V 「改造法案」の自注 VI その行動軌跡の示すもの VII 北一輝と西田税 VIII 決行前後 IX 断罪の論理 対談 ある国家主義者の原像 久野収・松本清張
JP-eコード:0613153200100011000I
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2011年04月01日。