有島武郎 地人論の最果てへ
著:荒木優太
電子版
内容紹介
土地や血統の宿命からは決して逃れられないと知りつつも,普遍的な個性や愛を信じようとした有島武郎(一八七八―一九二三).二つの力学が絡み合うなか,『或る女』『カインの末裔』『生れ出づる悩み』などの有島文学は産み落とされた.矛盾に満ちた葛藤の果てに有島が夢見た地平をめざして,その作品と生涯を読み解いていく.
JP-eコード:00000000000000001754
。出版社:岩波書店
。コンテンツ公開日:2021年01月28日。