ハルキ文庫
死者の贈り物
著:長田 弘
紙版
内容紹介
「サヨナラ、友ヨ、イツカ、向コウデ会オウ」(「イツカ、向コウデ」)
「束の間に人生は過ぎ去るが、ことばはとどまる、ひとの心のいちばん奥の本棚に」(「草稿のままの人生」)──
親しかった人、場所、猫、書物、樹、旋律……などの記憶に捧げられた詩篇。
わたしたちが、現在をよりよく、より深く生きるための、静かで美しくつよい珠玉の言葉が、ここにある。
長田弘のロングセラー詩集『深呼吸の必要』『食卓一期一会』などに続き、ついに文庫化。
(解説・川上弘美)