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二見文庫 官能シリーズ

誘惑は土曜日の朝に

著:葉月 奏太

紙版

内容紹介

ある土曜日の朝、突然訪れた幼なじみの女性に抱きつかれ……すべてはそこから始まった──

いま一番面白い、書下し官能エンタメ!


ある土曜の朝、アパートのチャイムが鳴り、外に幼なじみの美波が立っていた。連絡もとっていなかった彼女の来訪に驚く大樹。
そして出かけようとする彼に美波は「いかないで!」と唇を重ねてきた。
次の土曜も、大樹が昔から憧れていた琴音をつれてきて、再び淫らな展開に。美波にはなにか思惑がありそうなのだが、それは……? 
書下し官能エンタテインメント!

目次

第 1 章 突然の来訪 …… 7
第 2 章 何かが起きる土曜日 …… 64
第 3 章 守りたい人妻 …… 114
第 4 章 ベッドに縛りつけられて …… 180
第 5 章 二度目のロストヴァージン …… 226


 美波は片足ずつ持ちあげて、パンティを抜き取った。
 これで女体にまとっている物はなにもない。美波は生まれたままの姿になり、乳房を右腕で、股間を左の手のひらで覆い隠す。そして、身体をゆっくりこちらに向けた。
 赤く染まった顔をうつむかせている。耳までまっ赤になっており、羞恥の大きさを物語るように、耳までまっ赤に染まっていた。
「あんまり見ないで……恥ずかしいから……」
 消え入りそうな声だった。
 だが、そう言われても視線をそらすことはできない。美波は内股になってうつむき、乳房と股間を隠している。
「見たいんだ。美波のこと、全部……」
 彼女の手首をつかむと、乳房から引きはがす。とたんにふたつの大きなふくらみが、波打ちながら露になった。
(す、すごい……)
 大樹は思わず双眸を見開いた。

著者略歴

著:葉月 奏太
葉月奏太(はづき・そうた)
1969年神奈川県横浜市生まれ。
2011年、『蜜会 濡れる未亡人』(竹書房ラブロマン文庫)で官能長編デビューを果たす。
『二階堂家の兄嫁』『襖の陰   二階堂家の兄嫁(二)』『赤い稜線 二階堂家の兄嫁(三)』(以上、双葉文庫)という三部作での、重厚なストーリーと艶やかな描写で多くの読者を獲得する。
一方で、『奥さん、透けてますけど。』『奥さん、入りますけど。』『君の縄。』『人妻 やりたいノート』『いきなり未亡人』『夢か現か人妻か』『人妻のボタンを外すとき』『私の彼は左向き』『隣室は逢い引き部屋』(以上、二見文庫)など、ユニークな設定で官能の可能性を一気に広げた作品が、新しいエンタメ官能として評判を呼んでいる。他に著書多数。

ISBN:9784576211947
出版社:二見書房
判型:文庫
ページ数:264ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2021年12月
発売日:2021年11月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ