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二見時代小説文庫

春告げ鳥 柳橋ものがたり7

著:森 真沙子
絵:蓬田 やすひろ

紙版

内容紹介

唐津藩嫡子の身ながら藩から排されつづけた元老中の究極の決断!

幕府崩壊の尖風と黒煙の下、小笠原長行に帰国の誘い。
またも藩存続の生け贄か! もう藩には左右されぬ──。
(第五話『春告げ鳥』)


慶応四年三月三日、三度目の老中を辞したばかりの小笠原長行のもとへ国許の唐津から使者が訪れた。
時節柄、帰国されては…という藩主からの誘いであった。
長行は二歳で藩主の父を亡くし、藩国替えの危機脱却のため、後継者から排された。
こたびは、新政府への生け贄として長行を呼び戻す。もうこれ以上、藩存続のためには動かぬ。長行は究極の決断を己に迫った。(第五話)

著者略歴

著:森 真沙子
森 真沙子 もり・まさこ
奈良女子大学文学部卒業後、雑誌、週刊誌の記者を経て1979年『バラード・イン・ブルー』で第33回小説現代新人賞を受賞し、文壇デビュー。
以後、近代史や現代史に材を採ったミステリー作品で活躍し、近年では中世、古代史にも範囲を広げ、歴史推理や歴史伝奇作品を精力的に発表している。

ISBN:9784576211930
出版社:二見書房
判型:文庫
ページ数:304ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2021年12月
発売日:2021年11月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ