出版社を探す

くるみ割り人形 The Nutcracker

監:熊川 哲也
著:藤田 千賀
絵:粟津 泰成

紙版

内容紹介

『くるみ割り人形』は、世界中で愛される年末の風物詩的な作品です。
毎年、クリスマスシーズンをむかえるころになると、世界中のおもだったバレエカンパニーが『くるみ割り人形』の準備に入ります。
このように、毎年決まって上演される作品は、バレエでは他に見当たりません。それだけ、この作品が多くの人に愛されているという証だと言えます。

この作品のためにチャイコフスキーが書き上げた楽曲は、現在も多くの音楽家から、彼の長編作品のなかでも最高傑作と評されています。
また、世に知られた名曲が登場することも、この作品が人気を集める理由のひとつかもしれません。

少女の冒険と成長を描いた本作は、華やかなセットや個性豊かな人形たちのおどりに彩られ、祝祭感に満ちあふれています。

1年の締めくくりにご覧いただくには、最適の作品ではないでしょうか。

芸術監修・熊川哲也


2005年に初演された、Kバレエカンパニー版『くるみ割り人形』。

本書は、熊川哲也がつくりだした、夢のように美しく幻想的な世界を小説で再現。

クリスマスツリーを囲む温かなパーティーのようす、人形の国での心躍る冒険……。

これらすべてを美しい絵と文章で惜しみなく描いています。

『くるみ割り人形』の舞台を観ることに加え、本書を読むことで、その魅力をより感じることができるようになります。

また、作品を理解し、キャラクターの内面を知ることは、バレエの表現を深めるための第一歩となります。
バレエダンサーを志す、すべての子どもたちにおすすめしたい一冊です。

著者略歴

監:熊川 哲也
【熊川 哲也】
北海道生まれ。10歳よりバレエを始める。1989年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールで日本人初のゴールド・メダルを受賞。英国ロイヤルバレエで、プリンシパルダンサーとしての活動後、1999年、K-BALLET COMPANY設立。2006年、Kバレエ カンパニーとして『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』の舞台成果に対し、第5回朝日舞台芸術賞を受賞。2018年、『クレオパトラ』の制作・演出に至る長年の功績に対し、第59回毎日芸術賞特別賞を受賞。2013年、紫綬褒章受章。
著:藤田 千賀
【藤田 千賀】
2012年よりシナリオライターとしてゲーム分野で活動、『モンスターストライク』(ミクシィ)等、複数のタイトルに携わる。2016年より『レジェンド オブ モンスターズ』(マイネットゲームス)のキャラクター設定、シナリオ制作を担当。児童向け・学術系の書籍に寄稿、執筆も。ArtNovelシリーズ第2弾、『白鳥の湖 Swan Lake』の執筆も担当。
絵:粟津 泰成
【粟津 泰成】
兵庫県生まれ。2004年大阪芸術大学卒業、2009年セツモードセミナー卒業。人物の何気ない表情や仕草からインスピレーションを受け、その感覚を大事にした躍動感溢れ、生命力を感じるドローイングスタイルは観る人の想像力をかきたてる。

ISBN:9784909926104
出版社:303 BOOKS
判型:A5変
ページ数:88ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2021年11月
発売日:2021年11月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ