10歳から知っておきたい魔法の伝え方
著:鈴木 深雪
絵:新藤 さとえ
内容紹介
「うちの子は発表が苦手で、人前に立つと頭が真っ白になってしまう」
「本人は一生懸命話しているつもりだけど、説明下手で何が言いたいのか全然伝わってこない」
授業での発表はもちろん、受験の面接や友人関係でも重要な「伝える力」。社会に出てからも、プレゼンテーションをはじめ、伝える力が求められる場面は数多くあるものの、苦手意識を抱いているお子さんは少なくありません。
本書の著者は、小学校から高校までの子どもたちが「子ども先生」になり、 ZOOMで見ず知らずの大人たちに思い思いのテーマを発表するオンライン講座「子どもが教える学校」を2020年3月に立ち上げ、以来200人以上の子どもたちに自分の思いを伝える秘訣を教えてきました。
はじめはプレゼンに自信がなかった子も、最終のプレゼンでは、大人たちから「子どもがこんなに面白いことを考えているとは思わなかった」「発表で紹介されていたことを実際にやってみたいと思った」といった声が上がるなど、「聴衆の心を動かすプレゼン(発表)」を成し遂げるほどに成長しています。
本書では、「伝えたいことの見つけ方」に始まり、「話の組み立て方」「見せ方」「話し方」にいたるまで、わかりやすく「伝え方」のコツを紹介。
「伝わらない!」がみるみる解決し、発表が好きになる1冊です。
目次
はじめに
プロローグ
第1章 伝える魔法 ~プレゼンテーションとは~
①毎日はプレゼンテーションだらけ
②「この指とーまれ」で夢をかなえる
③夢をかなえるプレゼン、最高のゴール
④人は2種類の耳で話を聞いている
⑤世界中を探しても「自分」にしかないもの
⑥解体! プレゼン自転車
⑦プレゼン自転車を前に進める「風」
「プレゼンづくりの魔法のレシピ」
第2章 メッセージの魔法 ~何を伝える~
①ただ伝えるでは、伝わらない
②プレゼンのポイントは「話の〇〇」
③話の設計図「ななたこテンプレート」
④プレゼンマスターへの道「ななたこエクササイズ」
⑤いろんな場面で使える「ななたこ」
⑥プレゼンは「木」をイメージしよう
⑦ジグザグドリブルで最終ゴールをねらえ
⑧「15秒説明チャレンジ」
⑨みんなの言葉は借り物じゃない?
⑩「自分言葉」を掘り下げよう
第3章 引き出しの魔法 ~どう組み立てる~
①情報を整えるためのルール
②ルールは誰もが分かってこそ
③人に伝える時の「情報の引き出し」
④「情報の粒の大きさ」をとらえよう
⑤情報の「3段引き出し」
⑥プレゼンは木・幹・葉をとらえよう
⑦枝分かれで「理路整然」
⑧【診断】情報の過不足チェック
⑨枝分かれの引き出しは、人と人とが分かり合える道具
第4章 ビジュアルの魔法 ~どう見せる~
①目からの情報は耳からの情報の600倍
②目に伝える工夫
③「プレゼン資料」って何?
④絵コンテを作ろう
⑤プレゼンの主役はどっち?
⑥資料は読むものではなくて、見るもの
⑦資料づくりの基本「1ページ1メッセージ」
⑧資料づくりに必要な5つの力
⑨手書きでも立派なプレゼンになる
第5章 話し方の魔法 ~どう伝える~
①話す言葉を選ぶ
②ページの「つなぎの一言」
③制限時間を意識しながら練習
④本番シミュレーションもお忘れなく
⑤伝わる、よりまずは届ける
⑥伝えるスタイルにも個性がある
⑦プレゼンと振り返りはセット
⑧相手に思い切って反応を聞いてみる
第6章 みんなへのメッセージ
①伝える力を伸ばしたいなら「聞く力」
②学んだことを「出す学び」
③伝える側にまわるから見えること
④伝わる相手や場所は「必ずある」
⑤方法は無限にある
⑥伝えるから、かなう
あとがき
ISBN:9784820729532
。出版社:日本能率協会マネジメントセンター
。判型:A5
。ページ数:168ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2021年10月
。発売日:2021年10月23日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YRDM。