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チョコレートタッチ

著:パトリック・スキーン・キャトリング
訳:佐藤淑子
絵:伊津野果地

紙版

内容紹介

ジョンは、お菓子が大好きな男の子。ごはんやおかずは残して、お菓子ばかりたべています。なかでも、チョコレートには目がありません。
ある日、ひろったコインで買ったチョコレートを食べたところ、不思議なことがおこりはじめました。
朝起きて、歯磨きをしたジョン。口に入れた歯磨き粉が、チョコレートになっていました。朝ごはんのジュースやベーコンエッグもすべてチョコレートの味になってしまいました。ジョンは大喜び。
学校についたジョンは、飲み水、給食のおかず、あげくのはてに口にくわえたトランペットまで、すべてチョコレートになってしまいました。
チョコレートにあきたジョンは、水が飲みたくてもチョコレートになってしまうので、どうしたらよいかわかりません。
パパとママは心配して、病院に連れて行きました。病名は「クレイニアム病」。つまりチョコレート病です。
途方に暮れたママは泣き出し、ジョンはママのほっぺたにキスをしました。するとママは全身がチョコレートに・・・・・・。
どうすれば、ママを元通りに戻せるのか
ジョンは必死に、チョコレートを買ってお店を探しました。

著者略歴

著:パトリック・スキーン・キャトリング
作者。1925 年にイギリスのロンドンで生まれる。その後アメリカ合衆国へ移住。ジャーナリストとして新聞や雑誌の仕事をしながら、1952 年に米国で出版された本書で作家デビューをはたす。大人むけの小説から児童書まで、多数の本を執筆。本書で1983 年ユタビーハイブブック賞、1989 年マサチューセッツ子どもの本賞を受賞した。
訳:佐藤淑子
訳者。群馬県で生まれ育つ。訳書に『世界の名画を読み解く』(あかね書房)、『ハローパピー! こいぬとあそぼう』(フレーベル館)、『たのしいまきばのイースター』(徳間書店)、『あるひとつぜんおねえちゃん』(ワールドライブラリー)などがある。やまねこ翻訳クラブ会員。
絵:伊津野果地
1971 年に愛知県で生まれる。現在は長野県安曇野市に在住。絵を手がけた作品に「ねこの風つくり工場」シリーズ(偕成社)、『アヤカシ薬局閉店セール』(偕成社)、『兵士のハーモニカ』(岩波書店)、『ハリ系』(ポプラ社)などがある。

ISBN:9784580824881
出版社:文研出版
判型:A5
ページ数:128ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB