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中公文庫 も33-2

剣闘士

血と汗のローマ社会史

著:本村 凌二

紙版

内容紹介

「ローマの平和」(パクス・ローマーナ)と讃えられた地中海世界帝国において、数百年にわたり、史上唯一の公認殺人競技がなぜ続いたのか? 剣闘士競技の起源や仕組みはどうなっているのか? 民衆はなぜ流血の見世物に熱狂したのか? 膨大な財政負担にもかかわらず、為政者や富裕者は何を期待して見世物を施そうとしたのか? 剣闘士とその競技を通して、ローマ帝国の権力、社会の構造の深層をさぐる。

著者略歴

著:本村 凌二
本村凌二

一九四七年、熊本県生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授。博士(文学)。専攻は古代ローマ史。主な著書に『薄闇のローマ世界』(サントリー学芸賞)、『古代ポンペイの日常生活』『ローマ人の愛と性』『多神教と一神教』『帝国を魅せる剣闘士』『世界史の叡智』『競馬の世界史』など。本書でJRA賞馬事文化賞を受賞。

ISBN:9784122071308
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:336ページ
定価:960円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHDA