内容紹介
若き日の立川談志が「人生の師匠」と慕った紀伊國屋書店創業者・田辺茂一。戦後の新宿文化をつくり上げた実業家、そして「夜の市長」と呼ばれた粋人とのユニークな師弟関係を、芸人・文士らとの華やかな交友関係とともに懐古する。家元流の観察眼が光る昭和人物列伝であり、毒舌のうちに故人への愛惜がにじむ名エッセイ。〈解説〉高田文夫
著者略歴
著:立川 談志
立川談志
一九三六年東京生まれ。五二年に高校を中退して五代目柳家小さんに入門。芸名小よし、小ゑんを経て、六三年立川談志を襲名、真打昇進。七一年参議院議員に当選、沖縄開発庁政務次官等を務める。八三年、落語協会を脱退し、落語立川流を創設、家元となる。著書に『現代落語論』『談志楽屋噺』『新釈落語噺』など多数。二〇一一年没。
ISBN:9784122071278
。出版社:中央公論新社
。判型:文庫
。ページ数:296ページ
。定価:880円(本体)
。発行年月日:2021年10月
。発売日:2021年10月19日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB。