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岩波現代文庫 文芸341

彼らの犯罪

著:樹村 みのり

紙版

内容紹介

人間はどこまで残酷になりうるのだろうか。凄惨な強姦殺人とその根底にある女性差別、カルトのマインドコントロール、家庭内暴力と息子殺し……。現実に起こった事件に取材し、そこから照射される人間と社会の深淵を描いた傑作短編漫画集。ポストフクシマ、ポストコロナの近未来を描写した新作短編を収録。(解説=鈴木朋絵)

目次

彼らの犯罪
夢の入り口
親が・殺す
横からの構図

あとがき
明日(あした)の希望

岩波現代文庫版あとがき
解説(鈴木朋絵)

著者略歴

著:樹村 みのり
樹村みのり(Minori Kimura)
1949年埼玉県生まれ。漫画家。作品集に『悪い子』『海辺のカイン』『母親の娘たち』『菜の花畑のむこうとこちら』(以上、ヘルスワーク協会)。そのほか『ポケットの中の季節』(小学館)、『見送りの後で』(朝日新聞出版)、『冬の蕾』(岩波現代文庫)など作品多数。

ISBN:9784006023416
出版社:岩波書店
ページ数:232ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA