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中公新書 2666

ドイツ・ナショナリズム

「普遍」対「固有」の二千年史

著:今野 元

紙版

内容紹介

アメリカの世界覇権が陰りを見せるなか、欧州で主導権を握り、存在感を増すドイツ。しかし英仏など周辺国からの反撥は根強い。そこには経済をはじめとする国力の強大化への警戒感だけでなく、放漫財政を指弾し、難民引き受けや環境保護を迫るなど、他国にも西欧的=「普遍」的価値観に照らして「正しい」ことを求めるドイツの姿勢がある。二千年にわたる歴史を繙き、ドイツはいかにしてドイツとなったのかをさぐる。

著者略歴

著:今野 元
今野元

愛知県立大学外国語学部教授。1973年(昭和48年)生まれ。ベルリン大学第一哲学部歴史学科修了。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。愛知県立大学専任講師、准教授を経て現職。専門は欧州国際政治史、ドイツ政治思想史、日本近現代史。著書に『マックス・ヴェーバー』『教皇ベネティクトゥス一六世』『多民族国家プロイセンの夢』『吉野作造と上杉慎吉』『フランス革命と神聖ローマ帝国の試煉』など。

ISBN:9784121026668
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:352ページ
定価:960円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1DFG