双葉文庫
拙者、妹がおりまして(3)
著:馳月基矢
紙版
内容紹介
勇実と龍治の活躍で、盗人のお七は無事お縄となった。だが兄の己をそっちのけで、龍治の身を案じた妹千紘の様子を目の当たりにした勇実は複雑な心境だ。そんななか、勇実たちの馴染みの湯屋に、男湯ばかりを狙う板の間稼ぎが出現。しかも盗まれるのは褌ばかりだという。勇実と龍治も被害に遭うにいたり、北町の定町廻りの岡本まで動く騒動となり――。悩み深き若者たちの日常と成長を爽やかに描く、青春時代小説シリーズ第三弾!