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祥伝社文庫

斬雪 風の市兵衛 弐

著:辻堂魁

紙版

内容紹介

市兵衛、儚い真心さえも喰らい尽くす悪鬼を断て!
藩の財政立て直しのため江戸に出た老勘定衆が目にした利権の巣窟とは!

跡継問題に決着をみた越後津坂藩は、新たな江戸家老のもと財政再建に心血を注いでいた。そんな時、初老の勘定衆が百五十両を着服し逐電した。男は江戸家老の幼馴染みだった。友の潔白を信じる家老の依頼で、市兵衛は捜索を開始する。だが、行方は杳として知れなかった。ある日、市兵衛は失踪した男を知る場末の娼婦に出会う。さらに、不穏な噂がささやかれ……。

著者略歴

著:辻堂魁
1948年、高知県生まれ 。早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務を経て執筆業に入る。2010年に刊行された『風の市兵衛』(祥伝社文庫)がシリーズ化されるや、圧倒的支持を得る。18年には連続テレビドラマ化され、“そろばん侍”が人気沸騰、お茶の間に熱狂的ファンを生んだ。著書に『希みの文』『残照の剣』『乱れ雲』『寒月に立つ』「日暮し同心始末帖」「花川戸町自身番日記」シリーズ他多数。

ISBN:9784396347673
出版社:祥伝社
判型:文庫
定価:740円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ