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講談社の翻訳絵本

だれが いちばん? がんばれ、ヘルマン!

著:イヴォンヌ・ヤハテンベルフ
訳:野坂 悦子

紙版

内容紹介

勝つことって、そんなに大事?

子どもがもっとも幸せな国、オランダから
自分らしくいられることの幸せを親子で楽しめる絵本がやってきました。

 ヘルマンは、だるまさんみたいに ころころした、くろい ぶたです。
 のんびり ばちゃばちゃ、いちにちじゅう どろの おふろで くらしています。

 でも、めんどりや おんどりが
 あたしが いちばん、おれって さいこう、と
 まいにち うるさく いいあらそって いるので
 もう うんざりでした。

 それで あるひ……。

だるまさんみたいに ころころした くろいぶた、
ヘルマンのお話です。
 

「何度もくり返し読み聞かせをねだられる本であり、大人の読者を非常に心地よい気持ちにさせる本でもある」(2020年「金の絵筆賞」審査団)

「たとえ競争に放りこまれても、“とにかくぼくがいちばん!”と、自分自身をそのままのんきに受け止める。そんなヘルマンは、私の頼もしい友だちです」(訳者)

オランダを代表する絵本作家、ヤハテンベルフの2020年オランダ「金の絵筆賞」受賞作。

*4歳から

著者略歴

著:イヴォンヌ・ヤハテンベルフ
イヴォンヌ・ヤハテンベルフ(Yvonnne Jagtenberg)イラストレーター、作家、脚本家。オランダのティルブルフ市生まれ。アーネムの美術アカデミーを卒業後、1994年に初めて子どもの本に絵を描き、『とくべつな いちにち』(2001)で絵本作家デビュー。翌年、シャーロット・ケーラー奨学金を受ける。世界各地で読まれている「アルノ」「バロチェ」が主人公の絵本シリーズほか、『ちいさな かいじゅう モッタ』(福音館書店)など多くの絵本を手がけている。前年度に出版された児童書の中で最も優れたイラストレーション作品に贈られるオランダ「金の絵筆賞」を、2019年『ぼくのおじさん』(未邦訳)、2020年『だれが いちばん? がんばれ、ヘルマン!』で連続受賞。多岐にわたる才能は映画の脚本制作、本の挿絵や装丁、子ども用家具のデザインにも発揮されている。
訳:野坂 悦子
野坂悦子(のざかえつこ)
翻訳家、作家。東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒後後、オランダ、フランスの滞在を経て、1989年にオランダの絵本『レナレナ』(朔北社より復刊)の翻訳でデビュー。『おじいちゃんわすれないよ』(金の星社)で第50回産経児童出版文化賞大賞を受賞。『ねえさんの青いヒジャブ』(BL出版)、『ぼくといっしょに』(ブロンズ新社)、『おいで、アラスカ!』(フレーベル館)をはじめ訳書は100点以上ある。創作絵本に『ようこそロイドホテルヘ』(牡丹靖佳絵 玉川大学出版部)など。日本国際児童図書評議会(JBBY)会員。紙芝居文化の会海外統括委員も務める。

ISBN:9784065228357
出版社:講談社
判型:A4変
ページ数:28ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA