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おはなしポケット

あっしはもしもし湾にすむカメ次郎ともうします

著:岩佐めぐみ
絵:高畠 純

紙版

内容紹介

2001年に刊行されたシリーズ1冊目の『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』は、たいくつなキリンが書いた手紙により「地平線の向こう」に新しい友だちができるお話。その後「地平線の向こう」のクジラ海に舞台を移し、さまざまな手紙をきっかけに広がっていく友だちの輪を描くユニークなシリーズとなり今作は6巻目。旅から帰ったカメ次郎、集めた貝ガラや石を使って、貝の笛から看板まで何でも作るのが得意なので、「カメ次郎商店」を開くことにしました。前作でクジラ海にできた郵便局に頼んでチラシを配ってもらったのですが、何日たっても、一人もお客さんがきません。調べてみると、にせの「カメ次郎商店」が賑わっているではありませんか! どういうこと? 郵便局のオープン記念イベントも重なり、クジラ海は大賑わい。にせカメ次郎の正体は? 新しく登場のカメ次郎のおっかさんや妹のかめよも個性的です。手紙で伝わることは、きっと書いてあること以上のものなのでしょう。

著者略歴

著:岩佐めぐみ
作・岩佐めぐみ
1958年、東京都に生まれる。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、1986年まで同大学学科研究室に勤務する。作品は『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』(2018年ドイツ児童文学賞受賞)『わたしはクジラ岬にすむクジラといいます』などの「クジラ海のお話」シリーズ、『バッファローおじさんのおくりもの』、『カンガルーおばさんのおかいもの』などがある。ドイツで権威あるドイツ児童文学賞を日本の作品が受賞するのは初めてで、話題となる。
絵:高畠 純
絵・高畠純
1948年、愛知県に生まれる。愛知教育大学美術科卒業。絵本『だれのじてんしゃ』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。『オー・スッパ』で日本絵本賞受賞、『ふたりのナマケモノ』で講談社出版文化賞絵本賞受賞、他の絵本作品に『ピースランド』、『おどります』、『だじゃれどうぶつえん』、『わんわんわんわん』、挿絵作品も「白狐魔記」シリーズ、『ギュレギュレ』、「モンスター・ホテル」シリーズなど多数ある。

ISBN:9784035011507
出版社:偕成社
判型:A5
ページ数:120ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ